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これからの時代のブログビジネス実践者の在り方について|Welq問題から考える

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インターネット上で公開される情報の質が問われる時代になってきています。先日DeNAが提供する医療プラットフォームの『Welq』問題が問いただされましたが、これはトレンドブログを実践する私達にも無関係な話ではありません。

Googleが禁止コンテンツを追加した

2016年11月、Googleのコンテンツ ポリシーに新たな規約が追加されました。
それが、こちらです。

不適切な表示に関連したコンテンツ

ポリシーについて

ユーザーはオンライン コンテンツに惑されることを望んでいません。このため、ご自身の身分や提供するコンテンツ、ウェブ プロパティの主たる目的について、不適切な表現や虚偽表示、情報の隠蔽があるページに Google 広告を掲載することは許可されません。

出典元:https://support.google.com/adsense/answer/1348688?hl=ja#Misrepresentative_content

つまり、私達のようなブログの実践者が
虚偽の情報をあたかも正当性があるように見せかけて
閲覧者を惑わせるようなことがあってはならない』ということですね。

この規約追加の背景には、インターネット上の情報が反乱している昨今、
記事の閲覧者にとっての『情報の信憑性』を指摘しているものと思われます。

Googleは今後もこの流れを強めるでしょう。
そこで今回は、『これからのブログ実践者の在り方』について考えてみます。

『Welq事件』のなにが問題だったのか

さて今回はDeNAが起こした不祥事ともいえる、『Welq事件』について考えてみましょう。

この事件に関してはもう皆さんご存知かとは思いますが、
DeNAが運営する『Welq』という医療系の特化型ブログが
不適切なキーワードで軒並み上位表示されていたことが問題の発端です。

DeNAは、『Welq』の記事を検索エンジン上で上位表示させるために
あらゆる医療系のキーワードでSEO対策を施し、
毎日ものすごい数のアクセスをサイトに集めていました。

この、“医療系のキーワード”のなかには
明らかにセンシティブな内容も含まれており、
企業としてのモラルが問われる事態となってしまいました。

『Welq事件』からも分かるように、
インターネット上で公開される情報のクオリティに対し
世間が非常に敏感になってきています。

これは、どのような形であろうと、
ブログ記事を書いている私達にもまた、無関係ではない話です。

情報発信者のモラルと享受側の情報リテラシーについて

これは個人的な意見ですが、『Welq事件』の最大の問題は
医療関係の記事を書いていたのが全くの医療無関係者だったということではないでしょうか。

しかしよく考えてみれば、記事を閲覧するする人からすれば
あたかも医療に詳しい人が書いているような印象を受けるはずなので、
ブログ記事の内容をそれなりの信憑性をもって把握しますよね。

するとどういうことが起きるかというと‥

もしかしたら人の生死に関わるかもしれない問題や事象を、
素人のコピペあるいはどこかから引用したリライトレベルの記事をもって
信じ込んでしまう危険性があるというわけです。

しかしそんなことは、少し考えれば誰でも分かること。
もはや『モラル』の問題です。
そういう視点が今回、DeNAには足りなかったということになります。

この問題においてはもちろん、情報を受け取る側も情報リテラシーをもって、
適切に判断しなくてはならないのは間違いありません。

ただ今回の『Welq事件』に関しては、
情報の発信側が東証一部上場の大企業だったということもあって、
このような大問題へと発展してしまったわけですね。

専門性の高いサイト、完全主観の個人ブログ。

このような時代の流れを受けて、
これからのブログ実践者は何を心がけていくべきなのでしょうか?

まずひとつは、核心のない情報をあたかも正当性があるかのように書かないことです。

これは、アドセンスを使ったブログアフィリエイトを実践している方や、
情報発信を行ってご自身のビジネスをされている方も、皆さん同様です。

もしも、専門的な分野でブログをつくり記事を書く場合には
必ず『そのブログを書く権利がある』ことを示すようにしましょう。

例えば、医療系のブログ記事を書くならば
『看護師であること』や『医者であること』を示すなど、
専門性の高い記事を書く権利があることをきちんと証明しましょう。

また、もしも健康系の情報発信をされるのであれば、
ご自分が持っている資格や経営しているお店の情報を掲載するのも良いですね。

そしてできれば、きちんとしたプロフィールを作成しましょう。

専門的な分野でブログ記事を書くならば、
『責任をもって運営している』ことを示すことが大切です。

また、特に専門的ではないブログ記事を書く場合は、
あくまで自分の意見や感想を書くブログ』であることを強調しましょう。

それならば、専門的でないブログを運営することも大いにアリです。

ブログアフィリエイトを実践されている方ですと
芸能関係の記事を書くことも多いと思いますが、
芸能関係のブログ記事でさえ、正当性のないことを書いてはいけません。

それが例え大きな話題を呼ぶかもしれないとしても、です。

例えばですが、
『SMAP解散の原因はキムタクの薬物疑惑が発端だった!』とかですね。

記事のタイトルを見た人はビックリするでしょうし、
ついつい読みたくなってしまうかもしれません。

でも、アクセスを集めたいがゆえになんの根拠もないタイトルつけたり、
記事内容を大きく盛ったり、虚偽の情報を載せたりするのはやめましょう。

というか、普通に考えれば、倫理的に良くないことですよね。
倫理的に良くないことは、いついかなるときもしてはいけないのです。

一時的にはアクセスが集まって良い思いをするかもしれませんが、
長期的に健全なビジネスができるのか?というと絶対にそんなことはありません。

人として、良くないことはやめましょう。

これからの時代のブログ実践者は、
今まで以上に倫理観をもってブログ運営をしていくことが大事です。

最後に

今回は、『Welq事件』から見るこれからの時代のブログ実践者について、
どのようなことを心がけていくべきなのか、個人的な意見を書かせていただきました。

Googleの規約は年々厳しいものになってきており、
インターネットを使ってビジネスをしていく方々にとっては
制約がきついものになっていく傾向にあります。

しかし、多少の制約はあるものの実はそのほとんどは
『少し考えれば分かること』であるような気がします。

モラルの欠けたブログで検索エンジンが溢れるようなことがあれば
Googleは今後も新たに規約を追加してくるでしょう。

しかし本質的には、私たち情報提供側が
きちんと倫理観を持ってブログを運営していくことがなにより大切です。

情報への正当性が高くない場合には、
あくまで個人的な意見』という姿勢を忘れないようにしていきましょうね。

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