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自分一人でできることなんて限られている|ひとに頼り、頼られる自分でいよう

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人は皆、ひとりでは生きていけません。例え成人していたとしても、会社という守られた城から脱出したとしても、自分ひとりで起業をしたとしても、必ず他者との関わりが発生します。そのときに、どうやって自分以外の人間と付き合うかどうかが、今後の生き方を大きく二分するのだと思います。

ひとりでできることは限られている

私自身はもともと器用でも物知りでもないのですが、
これまでの人生、困ったときはいつも誰かに助けられて今日までやってこれました。

昔は、そんな自分に対し『情けないなぁ』と思うこともあったのですが
ここ数年は、結局どんなに頑張っても、自分ひとりだけの力では限界があることを実感しています。

そして自分の無力さや限界というものを良い意味で受け止めたうえで、
他人に助けてもらう、助けてあげる、互いに協力する、という姿勢はとても大事だなと。

そんな風に思うようになりました。

大人になると知識やプライドが邪魔して、
そう簡単に他人に助けを求めたり、頼ったりできなくなる人も多いようですが
『人間ひとりでできることなんて限られている』ということを忘れないようにしたいですね。

助ける、そして助けてもらう

『ひとりでできることなんて限られている』ということを知ると、
未熟な自分を受け入れることができ、謙虚になることができます。

これも、度が過ぎると自分に自信がないように見えてしまうので要注意ですが、
適度に謙虚でいる』ことはとても大切なことです。

そして当たり前のことですが、困った人がいたら無条件に助けてあげましょう。

例えそれが知り合いでも、知り合いでなくても、道行く人でも同じです。
それが、自分が困ったときに助けてもらえる唯一の方法です。

迷惑をかけることは別に悪いことじゃない

日本人は昔から『他人に迷惑をかけるな』と教えられます。

その教え自体は間違っていませんが、自分がわざとではなかったとしても
意図せず人に迷惑をかけてしまうことなんてよくあることですよね。

学生であれば、突然体調を崩してその場にいた友達に助けてもらったり、
大学になれば突然の都合で受けられなかった授業を友達にカバーしてもらったり、
社会人になれば未熟な自分をフォローしてくれる先輩や上司がいます。

私たちはどんなに頑張ったって、別に悪意はなくたって、
どうしても他人に迷惑をかけてしまう生き物なのです。

それを前提としたときには、『他人に迷惑をかけない』ことではなくて
『自分も他人に迷惑をかけ、他人に迷惑をかけられたときは許す』ことが大切だと思うのです。

人と共存しなくてはならない

冒頭に書いたとおり、私は器用でも物知りでも、天才でもないし、
自分ひとりでなんでもこなせるタイプでもありません。

たまにそういう人を見かけると、スゴイなぁと心から尊敬します。

だけど、だからといって必ずしも、
ひとりでなんでもできるようなタイプが良いか?というと
それは考え方次第だと思うんですね。

それは、先程も言った通り、
人は必ず周囲の人との関わり合いのなかで生きているので
意図せず『助けてもらわなければならない』というタイミングが必ず起きるものです。

そのときに、過度に申し訳なさを感じるのではなくて、
『迷惑をかけてしまっている自分』を素直に受け入れ、
そして『この人が困ったときには助けてあげよう』と思えるかどうかが大事です。

どこまでいっても私たちは周りの人々と共存しなくてはならないので、
頼り頼られる人間であれば良いのだと思います。

フリーランスになってからのほうが、人に助けられている

一見、ビジネスの話とも関係のなさそうな今回の記事なんですが、
実はそんなことはなくて、私はフリーランスになってから、
より周囲の人々に助けられるようになりました。

会社員になり、色々なしがらみが増え、嫌になって
『自分の力で起業してみよう』と思うようになり
そして、今となってはフリーランスとしてそれなりに食べていけるようになりました。

念願の『自分の力で起業してみた』わけですが‥
じゃあ、私は本当に自分ひとりの力で起業したのでしょうか?

答えは、まったくのNOです。

本当にたくさんの人に助けられてきました。

友達、恋人、家族、仕事仲間‥挙げたらキリがありません。
自分ひとりの力で成し遂げたことなんてなにもないくらいです。

上手くいったときというのは、必ず誰かに助けられています。

でもこんな気持ちになるなんて、起業するまでは分かりませんでした。

もっと、自分ひとりで抱え込み、1人で一生懸命頑張り、
孤独との闘いになるのだろうな‥なんて想像をしていました。

ところが会社という箱がなくなり、もはや何も持っていない私に
たくさんの人が、数え切れないほど救いの手を差し伸べてくれました。

そんな経験から良い意味で自分の無力さを知ったり、
そしてこれからも周囲の人々を大事にできる人間でありたいと思っています。

最後に

今回は、『自分一人でできることなんて限られているのだから、
人に助けられ、そして助けることのできる自分でいよう』というお話をしてきました。

一見ビジネスに関係のなさそうな話題ですが、
実はビジネスなんかよりももっと広い視野で見ても、とても大切な考え方になります。

この記事をご覧のあなたも、これから先色々な依頼やお仕事があると思いますが、
もしビジネスにおいて判断に迷うことがあったら、
そのときには自分ではなく“相手の為になること”を選んでいきましょう。

そうするとビジネスにも一貫性がでますし、相手にも親切心が伝わります。

そんな小さな行動の積み重ねが、長期的に必ずあなたを助けてくれますので、
ぜひ今回の記事の内容を、心のどこかに留めておいていただければ幸いです。

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