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『お金を稼ぐ』というマインドブロックは外してしまおう|お金を稼ぐことは価値提供

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日本人は社会心理学的に『お金を稼ぐ』ということに対するマインドブロックの強い国です。そんな国で起業を志す私達は、『お金を稼ぐ』ということに関してどのような心持ちでいるべきなのでしょうか。

『お金を稼ぐ』ということにマインドブロックはありませんか?

日本人は昔から、『お金を稼ぐ』ということを堂々と口に出す人に対して
品がない』とか『ガメつい』という風に受け止められる風潮があります。

これは、『お金を稼ぐ』という言葉を聞いた側が
まるで『お金を稼ぐためならなんでもする』くらいに受け止めてしまう傾向があるからです。

日本は古くからの農耕民族で、『調和』を大切にし
利益を皆で分配するという文化が浸透していますので、
お金を稼ぐということはイコール利益を分配しないというような
極めて自己中心的な価値観を持っているかのように思われてしまうんですね。

しかしアメリカなどの先進国の国民は、
お金を稼ぐことは純粋に“素晴らしいこと”だと思っています。

またお金を持っている人に対しても、素直に尊敬の意を抱く文化があります。

例を挙げると、

日本では若い人がベンツに乗り回していると
『なんだあいつ、若いのにベンツなんか乗って‥
なんか悪いことでもしてお金稼いでいるんじゃないか?』と見られたりしますが、

海外では『あの人、あんなに若いのにベンツなんか乗ってる!
よっぽど才能があるのね。サインでももらおうかしら』くらいの差があると思って良いです。

それくらい海外では
お金を稼いでいる人=世の中に価値を提供している人
という素直な価値提供としての印象を抱いています。

お金を稼ぐことは決して悪いことではなく、
そのお金で慈善事業を興したり、貧しい国に寄付したり、
どちらかというと『稼いだお金をどのように使っているか』という方面に
人々の感心が向いているような雰囲気があります。

お金を稼ぐというのは素晴らしいことであり、
そしてそのお金を好意として分配すればなお素晴らしい、ということですね。

お金を稼ぐことに対するマインドブロックを外そう

そんなわけで、元より
『お金、お金って品がない!』という文化の中で生まれ育った私たちは、
まずはお金を稼ぐことに対するマインドブロックを外す必要があります。

そもそも、起業家がお金を稼ぐことは
価値を生み出し、雇用を創出し、経済を回すわけですから
『悪』だと捉えることのほうがむしろ不自然です。

元より起業家としての生き方を選択する人のほうが圧倒的に少ないのですから
どうせならきちんと価値提供し、稼いで、そして経済的に豊かになりましょう。

そうでないと起業した意味がないし、
それなら会社員やっていた方が良いじゃん。ということになってしまいます。

そして稼いだお金を自分自身の成長に投資したり、
大切な誰かを幸せにするための道具として使えば良いのです。

なんのためにお金を稼ぐのか?

ここからは私の体験談になりますが、
私の育った家は父も母も普通の会社員でしたし、
親戚中を見渡しても会社員か公務員しかいない家系です。

そのため『お金』に対する教育は基本的に甘かったですし、
かといって貧しい暮らしをしていたわけでもないので
大人になるまで深く『お金』について考えることはありませんでした。

でも、自分が大人になり家族を大事に思う気持ちのなかで、
経済的に豊かではないと、できることは限られるのではないか』と
強く感じる瞬間がありました。

私は昔からおばあちゃん子だったのですが、
いつまでも元気だと思っていたおばあちゃんが、ある日突然倒れてしまいました。

当時、もうおじいちゃんは亡くなっていたので、子供なりに
『おばあちゃんが安くて劣悪な環境の施設にでも預けられてしまうんじゃないか』
とすごく心配をしたことを覚えています。

このとき、自分は経済的に豊かにならなければいけないと思いました。

いざというとき、お金がなければ良い医者にかかることもできないし、
良い病院や施設に預けたり、良質なリハビリを受けることもできない。

綺麗事抜きにして、こちらに経済的豊かさがあれば
それだけ価値の高いものを享受する義務があるわけですね。

単純に、これがおばあちゃんでも、親兄弟でもきっと同じことを思ったでしょう。

経済的豊かさを求めるきっかけになった出来事が、
おばあちゃんに対する想いだったということもあり、
私には最初から『お金を手にする』というマインドブロックが全くありません。

お金を稼ぐためには、価値提供できる自分にならなければならない

お金を稼ぐということは、要は価値を提供しまくるということです。

価値交換の道具として紙幣を採用しているだけで、
本質的には『お金稼ぎ=価値提供』なのです。

なので、そのためには他人に価値を提供できる自分でなければなりませんし、
そして、それは簡単なことではありません。普通にすごいことなのです。

世の中には、お金を持っている人に対し蔑む見方をする人もいますが
私は単純にお金を稼いでいる人を見ると、
それが例えどんな形でも(悪いことをしているわけではなければ)
それだけ世の中に価値を提供している人なのだな』という風に思います。

そう考えると、
お金を持っている人というのは単純にリスペクトの対象になるはずなんですよね。

そういう考えが海外諸国に比べ、日本にはまだ少ないとは思いますが、
経済成長も終焉を迎え、労働人口も減っているわけなので
『お金稼ぎは悪』という価値観を大切にしている場合ではないのも事実です。

この記事をご覧のあなたも、
誠意としての価値提供を惜しみなく行い、健全にお金を稼ぐ努力をしていきましょうね。

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