誰しも『口癖』ってあると思います。
口癖は無意識で使っている言葉なので、その人自身の人間性をよく表します。
今回は『言葉が人生を司る』というお話しをしていきたいと思います。
目次
自分の口癖をチェックしよう
『自分の口癖ってなんだろう?』と考えたことはありますか?私は結構考えます。
人との会話で無意識レベルで使っている言葉や言い回しが、
会話をしている相手に不快じゃないかどうか、定期的に考えているような気がします。
自分の口癖を考えてみることって大事なんじゃないかなって私は思っていて、
『でも』とか『なんか』とか、『だって』とか
マイナス要素の強い単語が口癖にならないように気をつけています。
そもそも生き物によってはダンスや鳴き声や仕草がコミュニケーション手段だったりしますが、
人間のコミュニケーション手段は『言葉』だけといっても過言ではありません。
言葉の使い方が下手くそだと、無意味に人生損してしまいます。
性格や心理状態が分かる
喋り方や雰囲気なども相まって、というお話にはなりますが
その人の使う言葉はそっくりそのままその人の心理状態をうつします。
いつも明るく前向きな言葉を使っている人は実際に前進できるし、
後ろ向きなことばかり言っていると実際に後退してしまうものなんですよね。
それに言葉遣いや喋り方ってすごく他人に伝染するので、
気持ちのよいコミュニケーションが取れない人と会話していると、
まずは言葉遣いがうつり、
その次に、言葉を司る思考パターンがうつります。
そうなるともう、染まったも同然です。
よくも悪くも、その人と同じ運命を辿ることになります。
だから付き合う相手はよく選んだ方が良いし、
コミュニケーションを取る相手もできるだけレベルの高い人の方が良いです。
思考や言葉は現実を引き寄せる
少々センシティブなお話に移りますが、
『想像妊娠』という一種の心身症状がありますよね。
女性が『自分は妊娠している』と思い込んだことにより身体がそれを検知して
実際の妊娠症状を全く同じ症状が身体に表れるという現象です。
おなかに赤ちゃんがいるわけでもないのにお腹が大きくなるそうです。
これって、人間の強い想像、つまり思い込みから派生しているんです。
それほど人間の思い込みというのは物凄いパワーを秘めています。
とすると、ですよ。逆に言えば、
普段からの思考パターンや言葉遣いはそっくりそのまま現実を引き寄せるということにもなります。
よく『引き寄せの法則』といいますが、本質的にはこれと同じことですね。
だからこそ私たちは普段から使う思考パターンや言葉遣いを、
ちゃんと理想のセルフイメージに合わせていく必要があります。
『そういうもんだと思って行動していた』
私のビジネス仲間の方で先日、ご自分の企画で大きく稼がれた方がいらっしゃいます。
その方が『去年くらいから、別にお金に余裕があったわけじゃないけど
自分は有り余るお金を持っている人だと思い込んで行動していたら、本当に稼げるようになった』
とおっしゃっていました。
つまり、既にセルフイメージを
『ビジネスに成功してお金のある人』にシフトしていたということです。
もしもこの方が『お金がないから‥』と言いながら
めちゃくちゃ節約していたら一体どうなっていたんでしょうか?
これは結果論だし、タラレバの話になってしまうので分かりません。
でも自分のビジネスで稼げる人って、みんな同じようなこと言うんですよね。
思い込んでしまおう
私のメンターもよく言っていることなのですが、
『成功したい』と願うんじゃなくて『成功する』と決めてしまいましょう。
つまり『自分は成功者だ』と思い込んでしまうということです。
そうすると、脳がその結果にコミットして
『成功』に対して一貫した行動をするようにベクトルを向けてくれます。
これはビジネスだけに言える話ではなくて、
日常的にも使えるのでぜひ参考にしてください。
私の場合は『食べる割に太らないよね〜』と周りの友人に言われることがあるんですが
そういうとき必ず『うん、食べる割には太らないかも』と言っているんですが、
実際はそんなことはないと絶対にないと思っています(笑)
でも『いやーそんなことないよ!食べれば食べた分だけ太るよ!』と言う癖がつくと
なんか本当にそうなりそうで怖いんですよね。だから言わないようにしています。
思考も当然なんですが、自分の声で発する言葉の威力ってすごいので
『そうなりたくはない』と思っていることを言葉に変換して発してしまうと、
強力な引力をもって現実に引き寄せてしまいます。
全てのことに対してポジティブシンキングができるわけはないと思いますし、
時には不安や恐怖に押しつぶされそうになることもあるかもしれないけど、
せめて『使う言葉』だけでも前向きにできたら良いですよね。
セルフイメージをもって、それにふさわしい言葉遣いをする
では、どのように口癖を操るべきなのか?というと、
自分の理想と照らし合わせて、それにふさわしい言葉遣いをしていくことです。
例えばですが、『将来は牧師になりたい』と思っている人が
超短期で、イライラしていて、言葉遣いも悪かったら‥
なにかの好機が訪れて牧師になれると思いますか?
将来牧師になるんだったら、普段から牧師の話し方や所作を研究して
自分が既に牧師であるかのように過ごすことが大事なんです。
そうすると、牧師になる機会が現実世界に引き寄せられてくるイメージですね。
これをビジネスに活かすのであれば、
自分が憧れている人やメンター、成功者をよく研究して
その人達が普段使っている言葉を同じように使い、操ることです。
そうすると結果的にその人と同じ思考パターンができるので、
大きく踏み外すことはまずないでしょう。
そうやって、日常的に自分の口癖を調整しながら、
理想の未来、理想の自分を創り上げていくことが大切です。