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女性が職場の飲み会などで上司にセクハラに遭ったらどうするべきか?を考える

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世間では随分と『セクハラ』に厳しくなりましたが、現実にはまだまだあからさまなセクハラを受けて悩んでいる女性はたくさんいます。今回は、自分がそういう被害に遭遇した、もしくは友人に相談を受けたとき、どのように対処すべきか考えていきましょう。

職場における女性へのセクハラ問題

女性の社会進出に向けた国の政策が動き出し、
世の中では随分と『セクハラ』『パワハラ』『アルハラ』といった言葉が叫ばれるようになりました。

しかし現実にはまだまだセクハラなどの問題はなくなっていませんし、
完全になくなることというのは恐らく今後もないでしょう。

学生までは『セクハラ』なんてどこか他人事のように思ってしまいますが
社会に出ると突然他人事ではなくなります。

もしかしたら自分が被害に遭うこともあるかもしれませんし、
あなたの彼女さんが被害に遭うこともあるかもしれません。
もしくはあなたのご友人が被害に遭うこともあるかもしれません。

そんなとき、どのように問題を受け止め、解決に向けて動くべきなのでしょうか?

今回は私が昔勤めていた古い体質の会社での体験談や
後輩や同期、友人などから聞いた話なども踏まえてお話をしていきます。

セクハラ問題は表沙汰にならないだけで相当ある。

まず大前提として、セクハラを始めとする繊細な問題というのは
表立って問題にはなっていないものも含めると、現実には相当数あります。

ここでは敢えて『女性』の被害をターゲットにお話をしていきますが、
実際には男性社員が女性の上司にセクハラに遭うということもかなりあるようですね。

いずれにしても、会社という縦社会において
『上司』という権限を使ってパワーでねじ伏せ人を傷つけるようなことは
絶対にあってはならないことです。

間違えてはいけないのは、
私たちは後輩や部下である前にひとりの人間、ひとりの女性であり、
大小問わず被害に遭ったときにはそれに抗う権利をもっているのです。

今まで上司だと思って慕っていた人間にセクハラ被害に遭うと
別の人間に見え、怖いという感情さえ生まれてしまいます。

これはトラウマ以外の何者でもなく、
被害に遭った本人の心に深く大きなキズを残します。

ありきたりなセリフにはなってしまいますが、
身体の傷はいつか癒えますが、心の傷はいつになっても癒えないものです。

そんな前提も踏まえて
許されてはいけない問題』だということを覚えておいてくださいね。

古い業界、古い体質の会社には特に多い

これは私の経験と友人などから聞いた話も踏まえて考察するに、
セクハラ問題は特に古い業界、古い体質の企業に多いようです。

なにをもって古い業界、古い体質と考えるかは人それぞれだとは思うのですが
たとえば新進気鋭のIT企業なんかでは考えにくい。

あとは経営者が若い場合や、全体的に時代の先をゆく業界などは安心かもしれません。

参考までに‥^^

『セクハラ』に定義はない

それから、こういった問題で難しいのが
『セクハラ』という言葉に定義が存在しないことです。

でもこれってはっきり言ってこれはいじめと同じで、
された本人が不快だと感じた時点』でセクハラなんですね。

しかし、異性からセクシャリティなことを言われたりされたりしたときに
不快に感じるポイントというのも人それぞれだったりします。

なので、例えばあなたがすごく不快に思うことがあっても、
それを友人に相談すると『そんなのはよくあることだよ!』と言われてしまったりして
『自分が考え過ぎなんじゃないか』と思ってしまうこともあるかもしれません。

同じことがあっても『へっちゃら』という女性もいるかもしれませんが、
こういう問題というのは、他でもないあなたが不快に思った時点でセクハラなんです。

そこの軸をぶらすと、考え過ぎる自分を責める結果になってしまいますから
注意してくださいね。

自分がどうしたいのか、を明確にもつ

セクハラなどの問題が起きたときに1番大事なのは、
『自分は一体どうしたいのか』という意志を明確にもつことだと思います。

こういう問題は大変影響の大きい問題であり、
下手したら会社全体の問題にまで発展したり、
上司がクビになること、降格すること、上司が別部署に移動になることなど。

ありとあらゆる可能性を含んでいます。

なぜなら会社は、このことが公になったら困るので
最大限の努力をもって隠蔽、事実の捻じ曲げ、和解、交渉のいずれかを求めてきます。

そのときに、あなた自身が『なにをもって納得できるか』ということを
明確にもっておかなければ、なんとなく会社の都合の良いように流されてしまいます。

それに友人、同期、先輩、家族などの意見も相まって
結局この問題の終息地点をどこにもってくるかが分からなくなってしまうんですね。

損害賠償という形が良いのか、
上司と離れることができればそれで良いのか、
上司の降格をもって会社の誠意とみなすのか、
色々とあると思うんですよね。

傷ついた心の落とし所を決めるのはあなたなので、
『自分はどこで収束をつけたいのか』ということを前もって決めておきましょう。

毅然とした態度をもつ

全体を通して言えることなのですが、
まずはきちんと、毅然とした態度を保ちましょう

そもそもこんな問題が表沙汰になれば、
1番困るのはあなたに嫌な思いをさせた上司です。

またそんな上司を雇っている会社も困ってしまうわけです。

こういうのはセクシャリティな問題ですからなんとなく
表沙汰になるのが恥ずかしいとか、つらいと思うかもしれませんが、
女性側が『今回のことはなかったことにしよう』と押し黙っていたら
あなただけでなくこれから先に同じ思いをする人がまた出てくるだけです。

どんな人間だろうと、会社での肩書を使って人を傷つける権利はありません。

あなたが毅然とした態度を貫き、
自分にとって納得のいく方法でこの問題と向き合っていきましょう。

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