【アドセンス管理画面】ページCTRとクリック率の違いを解説

こんにちは。Hitomiです。今回はアドセンス管理画面における『ページCTR』と『クリック率』の違いを解説していきます。

『クリック率』ってどこを見れば良いの?

GoogleAdsenseを実践している人であれば聞き慣れている『クリック率』という言葉。先日コンサル生に『クリック率とCTRの違いってなんですか?どこを見れば良いですか?』と聞かれ、一瞬なんのこっちゃと思ったのですが、自分のアドセンス管理画面を見てみると‥

ページCTRとクリック率の欄が別々になっていて、確かにこれだと分からない人には分からないなと思いました。

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一般的にGoogleAdsenseにおける収益の発生する方程式は以下のように導き出されます。

  • アクセス数 × クリック率 × 広告単価 = アドセンス報酬

そのため、アドセンス実践者にとってクリック率というのはとても大事な数値なんですね。更に多くの教材ではクリック率=CTRとして説明されていて、両者はイコールの扱いなんです。

しかし上の画像のように、ページCTRとクリック率の数値が大きくかけ離れていると、どちらが正式なクリック率なのか分からないのもうなずけますね。

そこで今回はページCTRとクリック率の違いを簡単に解説し、どちらの数値を参考にすべきか解説していきたいと思います。

結論から言うと、参考にすべきは『ページCTR』

アドセンスの教材などで『クリック率は1%以上を目指しましょう』なんてことが書いてあることが多いわけですが、まず結論から言うと、この場合の数値はアドセンス管理画面で見る『ページCTR』を表しています。覚えておいてくださいね。

なので上の画像で言うと『1.8%』がそれに当たります。ほとんどのGoogleAdsense実践者はクリック率1%以上を目指していますから、それで言うと『1.8%』という数字は悪くありません。

その一方で『クリック率0.57%』。これって一体なんの値なのでしょうか?

ページCTRとクリック率の違い

アドセンスサポートフォーラムでは、ページCTRについて以下のように説明しています。

ページのクリック率(CTR)は、広告のクリック数をページビュー数で割った値です。
出典:https://support.google.com/adsense/answer/112026?hl=ja

 

つまり、特定のブログ記事に1,000PVありそのうち10クリックがあれば単純に『ページCTRは1%』という数字が導き出されるわけですね。方程式としては

  • ページ CTR = クリック数/ページビュー数

多くの教材で『クリック率、クリック率』と言っているのは実は『ページCTR』のことだということです。なかなかややこしい。

では、次にクリック率を見ていきましょう。

アドセンスサポートフォーラムでは、クリック率について以下のように説明しています。

クリック率(CTR)は、表示された広告のうち、ユーザーが実際にクリックした割合です。
出典:https://support.google.com/adsense/answer/6157482?hl=ja

こちらはページCTRと違い、

  • クリック率 = クリック数/広告表示回数

という方程式で導かれます。

つまり特定の記事に1,000PVあり、そのうち10クリックがあれば“ページCTRは1%”になります。

が、仮にその記事にアドセンス広告が3枚貼ってあった場合、1,000PVであれば広告の表示回数は3,000回ですから、式は

  • X=10(クリック数)/3,000(広告表示回数)
    X=0.3%

ということになります。

要は普通にアドセンス広告を掲載してブログを運営している方の場合だと、ページCTRに比べてクリック率の方が2〜4倍くらい数値が低いのが当たり前ということですね。

少しややこしいですが、よく分からないという方は概ね『ページCTRが1%前後』になるように目指していけばOKです。

最後に

さて、今回はGoogeAdsenseの管理画面に出てくる『ページCTR』と『クリック率』の違いを解説しました。ほぼ全ての教材で『クリック率、クリック率』と言っているにも関わらず管理画面では『ページCTR』がそれに該当するということでかなりややこしい結果となりました。

いずれにしても、正しい『ページCTR』が計測されるようになるにはそれなりにアクセス数を安定させる必要があるので継続的な記事の更新とアクセスアップ施策を実践していきましょう。