オンラインサロンが流行している理由!コミュニティの価値ってなんだろう?

昨今、『オンラインサロン』が流行していますね。サロンの形態は『ビジネス』だけにとどまらず、住んでいるところや趣味嗜好、キャリア、価値観などのようにあらゆる人々とつながれる時代になりました。人はなぜコミュニティをつくりたがるのか?そしてなぜ今オンラインサロンが流行っているのかを、今日は考えてみました。

SNSが普及した世界でなにが起きたか

私が中学生くらいの頃、mixiが流行るようになりました。そのあたりから急速にSNSが流行し、FacebookやTwitter、もといインターネット上でいくらでも“会ったことのないひとたち”とつながる手段が増えました。

これは、革命といっても過言ではありません。

一昔前の大人たちからすれば、7500kmも離れた国に住んでいる、言葉も文化も違う異なる人種と一瞬でつながり友達になれるなど、考えもつかなかったことだろうと思います。これによって、私たちにとって世界はより近く包括的な存在になりました。

自分が『こういう人達とつながりたい』と思えばいつだってつながることができます。例えば、超マイナーな趣味をもつ人がいるとします。学校や親戚など近くの友人には理解されなくても、インターネットを使えばおなじような趣味をもつ人を見つけ、交流することができます。

『つながる』といえどもその“つながり方”はSNSである以上オンラインが基本です。プロフィール写真こそ見ることができるものの、基本的には文章によるやりとりになるため、相手の情報量は少ないですね。(その気になればSkypeを用いるなどして顔を見て話すこともできる)

こうなってくると、次にどうなるか?というと、互いに『直接会いたい』という欲求が出てくる。これこそがオンラインサロンの真髄なのではないかと思います。オンライン⇒オフラインというプロセスを経て、相手のことをもっと知ることができるわけです。

SNSの流行は、『オフラインで会う』機会を創出するための入り口をたくさんつくり出すことができると言えるでしょう。

オンラインサロンの価値

さて、オンラインサロンにはそれぞれに価値提供の仕方があって、なかにはコラムやメルマガなど『オフラインでの交流』が基本となっているサロンもあります。なので必ずしも『直接会う』ということに価値が統一されるわけではないのですが、ここでは、コミュニティというものをオフライン交流 に軸を置いて考えてみます。

オンラインサロンの価値を最も享受できるのは、マイノリティな存在の人達なのではないかと思います。マイノリティというのは、例えば動画でも解説しているとおり、起業家などもそうですね。社会人の80%以上が会社員という状況なので、普通に過ごしていたらほとんど周囲は会社員…という感じでしょうから、自分と同じような境遇の『起業家仲間』に出会えるのは素晴らしい機会です。

ではここからは、私が実際にオンラインサロンに所属して感じてきた価値を考えてみます。

1.“誰かのために”という心理が働く

まず最初に思い浮かんだのはこれです。私は最初の頃、コミュニティの価値がよく分かっていなくて、特になにも考えずにコミュニティに参加しました。

でもそこで長く活動していると、随所でメンバーの方々に助けられることがあります。そうすると、『この人たちに恩返しをしなくちゃいけないからもっとがんばろう』という心理が働きます。これは、ひとりでやっているときには絶対に起こり得ない感情です。

人間にとって『感謝』という気持ちの影響力は非常に大きいです。自分のためだけに、自分を満たすためだけであれば行動やモチベーションには限界がくると思います。人が大きく成長できるのは、『誰かに恩返しをしたい』という気持ちなのではないでしょうか。

2.同じエネルギー値の人たちと交流ができる

これも非常に大きな価値だと思います。起業家には、放出しているエネルギーがものすごい人がたくさんいます。しかし、会社員として働いていると、あまりそういう人達に出会う機会が少ないです。

人間は環境に染まっていく生き物なので、誰に囲まれて過ごしているかってすごく重要なんですよね。感覚的には、『ジワジワ効いてくる』という感じです。ずっとひとりで実践している人と、積極的にエネルギーの高い人たちと交流して自分を高めている人では、何年という月日のなかで大きく差がついてくつことと思います。

しかし、他人からエネルギーを受け取ってばかりで当の本人はまったく前に進んでいない…というパターンもあります。そこは、気をつけたいところではありますね。

本当にその環境で生きていきたい、成長したいところに身をおいて、自分なりに存在感を発揮する姿勢が大事だと思います。

3.情報の量と質

『コミュニティ』というくらいなので、色々な人がいます。起業家でかつ色々な人がいるとなると、飛び交う情報量がものすごいです。コミュニティには主催者がいるので、基本的には主催者の元に集まったメンバーであるという前提があります。

とはいえ、ひとりの人間にひとつの人生があり、言ってしまえばそれが集結するわけですから、やはり情報量はすごいなと感じますね。それに、直接受け取ることのできる情報なので、質も高い。

違う人間が違う人生を歩んできたなかで得られる情報というのは、絶対に自分では経験できなかったことや習得できなかった知識の宝庫です。こういうのを聞くのも楽しいし、単純に頭が良くなりますよね。

自分ひとりで活動していると、自分という人間のフィルターを通した情報しか得ることができませんから、その点『コミュニティの一員』であることのアドバンテージはめちゃくちゃ大きいと思います。

仲間という価値に気がつかなければならない

主催者の提供してくれるコンテンツ以外にも、単純にコミュニティに入るメリットというのはたくさんあります。しかしざっくりと言ってしまえば、結局私たちは、コミュニティの最大の価値は『”仲間”というかけがえのない存在に出会えること』だということに、気がつかなければなりません。

よく、『会社を辞めたい理由』とか『部活を辞めたい理由』とかあると思うんですけど、ほとんどが人間関係の悩みですよね。会社の事業に興味が沸かないとか、クラブの活動そのものが嫌になったから辞めたい、なんてほとんど聞かないです。

一緒に活動している仲間や毎日関わる人たちが良いか悪いかで、人生左右されていくものです。逆に言えば、仲間がよかったら会社ってなかなか辞められないし、部活だってどんなに練習がつらくても続けられます。

それくらい、周囲の仲間というのは私たちにとって大きな影響力をもちます。

そのことに気がついて、ステキな仲間をつくることができればもっと充実した毎日が過ごせるようになるし、学びの質も大きく変わってくることでしょう。オンラインサロンのメンバーという立場も、運営側の立場も、両方経験している自分への自戒も込めて、今回の記事はこれで終わりにしたいと思います。

当サイトでは、ブログをはじめとした知識やノウハウから、DRMやWEBマーケティングなど幅広い情報をメルマガで提供しています。ぜひぜひご興味のあるかたはメルマガ登録してみてください^^