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「人を疑う」という人生最大のコスト。仕事は信頼関係で完結しよう。

「人を疑う」という人生最大のコスト。仕事は信頼関係で完結しよう。

どこに書くべき内容かわからなかったので、ブログにアップしていきたいと思います。

目次

「人を疑う」という人生最大のコスト

コスト」という言葉には色々な意味合いが含まれます。

時間の損失、お金の無駄遣い、労力の放出、精神的な消失、どれもこれも「コスト」です。不要な労力をかけることをすべて引っくるめてこの言葉を使います。

そして人生には、色々なコストがあります。たとえばなんでしょうか…私だったら、通勤という名の移動時間は基本的に時間がもったいないと思っています。タバコを買うのはお金の無駄遣いだと思っています。気疲れする飲み会に何時間もいることは精神的なストレスに繋がると思います。

色々なコストを経験してきましたが、たぶん、「人を疑う」ということが人類史上最大のコストなのではないかと思います。

私は子供の頃からチームスポーツの世界で生きてきましたが、どんなに素晴らしい選手がたくさんいても、当のメンバー同士に信頼関係がなくて、個の力はめちゃくちゃすごいのになぜか全く勝てないという組織もたくさん見てきました。

個人事業主になって、コンサル業務ではありますが、なぜかメンバーがいつも社長を疑っている、メンバー同士が勘ぐり合っている、双方と話していると、お互いに「なにを考えているかわからない」みたいな状態になっていて、こりゃ大変だという企業にも何度も出会ったことがあります。

それで、思いました。人が人を疑うから、疲れるんだと。

もしかして、本人たちは「疑いの沼」に足を突っ込んでいるということさえ気がついていないのかもしれないけれど、人を疑いながら生活するって、ものすごいコストです。今日はそんなお話です。

裏切られても良いから信じようと思った

「人を疑う」という人生最大のコスト。仕事は信頼関係で完結しよう。

私は起業したときまだ24歳でした。今より全然元気だったしw、体育会あがりで勢いもある、ハキハキしているように見えるからか、法人のお仕事をたくさん貰えました。若いとたくさんのチャンスに恵まれます。上り調子で毎日とても充実していました。

その一方で、窮地に至るほどではないものの「あ、裏切られたな」という場面にもたくさん逢いました。金銭的なことも含めて。完全に信頼しきっていた人がだいぶ私のことを良いように使っていただけだったとか、そういうことも結構ありました。その度にすごく悔しかったけど、自分がまだその程度のレベルなんだと思って受け止めました。

そういうことが何度かあると、無意識に人を疑いたくなります。でも、もう良いやと、あるとき思いました。なぜなら、人を疑うってものすごいコストだから(3回目)

そもそも、自分以外の人間はすべて他人であり、どこで何をしているか、本音はどこなのか、なにを考えているのか、すべてをわかる術などない。勘ぐりはじめたら、キリがないのです。

それに、もう付き合いが何年とかもあって、信頼できるとわかっている人だったら良いのだけど、ひとりでビジネスをしていると、新しい出会いばかりだし、スピーディに決断していく人が多いので、勢いに任せて仕事をたくさんやっていると、やっぱりたまに出会う、自分のことしか考えていない人。

でもその度にこの人が善人か悪人か、なんていちいち勘ぐっている暇なんてない。裏切られても良いから、人を信じようと思いました。信じられなくなるほうが悲しいから。そう思って、4年経って、そういうこともなくなりました。私もすこしは成長したのかもしれません。

思っていることをその場で言わない、というミスコミュニケーション

「人を疑う」という人生最大のコスト。仕事は信頼関係で完結しよう。

それでもやはり組織と一緒に仕事をしていると、「一緒にやらなきゃいいのにな」と外部の人間が思ってしまうほどに信頼関係が失墜した者同士がおなじ空間で仕事をしているということがよくあります。まあ、組織なのである程度は仕方ないと思います。

ただ、私自身は個人事業主なので、誰と学ぶか、誰と仕事するか、選択できる立場にいます。だから、信頼関係が構築できない人とは、仲良くはできても、一緒に仕事はできないなと思っています。

色々な場面に遭遇してきて実感しているのは、思ったことをその場で伝えずに、持って帰ってモヤモヤして、そのモヤモヤを自分のなかで熟成して、より完成度の高い憎しみを創り上げてしまう癖のある人は、人と一緒になにかを成し遂げることは難しいということです。

思ったことはその場で言わないと、その意見は存在しないのと一緒です。それがわかっていない人が多い。

あとになって、「あのとき実はこう思ってた」と過去に遡る系のコミュニケーションは終着点がなくなってしまうのです。だってもう終わったことだから。その繰り返しが、長期的にどんどん人を疑いのベクトルへと背けていく。自分の殻に籠もるようになる。

でも、人を疑うという行為は、ものすごい負のエネルギーを持っています。できれば私達の人生のなかに、そんなものは無いほうが良い。

会社員であれば、取引先が虚偽を働いていれば法律や会社が守ってくれますが、個人事業主は自分の身は自分で守らなくちゃいけないし、誰と過ごして誰と仕事をするのか、自分で判断しなきゃいけないです。世の中、悪い人なんてそういないけど、でも、やっぱり稀にはいます。悪い人ではなくても、ちゃんと正面からコミュニケーション取れない人もいます。

起業家として気持ちの良いコミュニケーションを取り続けられるように、

・人を疑うというコストの徹底排除

と、

・思ったことはその場で、きちんと言う

この2つのことをやっていくだけでも、付き合える人のレベルが上がります。

信頼していればスピード感6割増し

最後になりますが、人を疑うということは、単純に疲れるということもあるし、スピード感が鈍ります

たとえば、私が昔コンサルをさせていただいていた会社では、私と同じように業務委託で仕事をしている人がいたのですが、なにがあったのかわからないけど、あまり会社を信頼していなかったみたいで、毎月契約書を穴が空くほどチェックしていました。

「騙されているんじゃなかろうか」と口癖のように言っていました。

もちろん個人事業主なのでリーガルチェックは大事です。でも、「裏切られるかもしれない」ということが前提にあったら、なにもかも疑ってかかるわけで、判断力が鈍りますよね。それに、決断のスピードも落ちます。なにより、疲れます。

でも、「この人だったら大丈夫だ」と思える人からなにかしらのお仕事の誘いがあれば、二つ返事でOKできるし、色々任せられるんですよね。だから、スピード感と推進力が6割増になるんです。

個人でビジネスをしていく人にとって、フットワークとスピード感は大事です。大企業に唯一勝てるとこ。

だから、信じられる人と仕事したほうが絶対に良いと思います。そのためには、仕事の付き合いは信頼関係で完結したほうが良い、と思うのは、ただの私の持論なので、なにか参考にできることがあればしてみてください。

「人を疑う」ということは人生最大のコスト。信頼できる仲間を、つくっていきましょう。

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