【8施策】メルマガ登録者数を増やす方法とそのメリットを徹底解説

メルマガを集客に用い始めた人にとって、まずは登録者数を増やすことが目標になるかと思います。

しかし、どのようにすれば登録者を増やしていけるのか悩んでいる人も多いことでしょう。

そこで今回の記事ではメルマガの登録者をどのように増やしていくのかについて詳しく解説していきます。

様々な施策を紹介しているので自分がまだ挑戦していないものについては注意深く読んでみてください。

また、もう試してみた施策についても知識をアップデートすべく再度確認してみることをおすすめします。

それでは見ていきましょう。

メルマガ登録率の平均はどのくらい？目標数値とは

メルマガの登録率というのはは訪問者の中でどれだけの人がメルマガに登録するかを示す指標。これはマーケティング活動の効果を測る上で重要な要素となります。

登録率はメルマガの成果を図る指標としてとても有用なものになり、目標数値を設定することは必須。

しかし、登録率の平均を把握していなければ目標を設定することは困難です。

メルマガ登録率の平均

メルマガ登録率はさまざまな要因によって影響を受けます。

業界やターゲットという外的要因＋メルマガの出来やデザインなどといった内的要因によって登録率は大きく異なってきます。

参考までに具体例として各業種ごとの平均を以下にまとめます。

業種	登録率の平均	内容
Eコマース	約1%〜5%	商品に興味を持っている顧客が多く、比較的高い登録率が期待できる
B2B	約2%〜6%	専門的な情報を求める企業の担当者が登録するため、質の高いリストが得られる
教育	約5%〜10%	学びたいというニーズが高いため、登録率が高い
旅行・観光	約1%〜4%	季節やキャンペーンによって変動があるものの、全体的にはやや低め
医療	約1%〜3%	特にプライバシーに配慮が必要なため、登録率は控えめ
飲食	約2%〜5%	食品やレストランの情報を求める顧客が多く、一定の登録率が期待できる

それぞれの業界のメルマガ登録率の平均の目安は上記になります。

自社のメルマガ登録率を平均と比較する場合には同業種のものと比べることがポイントになります。

登録目標数値の設定手順

メルマガの登録率を向上させるためには具体的な目標数値を設定するべき。基本的に目標数値は企業の戦略やリソースに基づいて決定されるべきものであるためです。

そのため、安易に⚪︎%を目標に設定するというような簡単なものではありません。

そこで登録率の目標を設定するための、具体的な手順を解説していきます。

といったような流れで目標数値を設定するのが好ましいでしょう。

しかし、これはあくまで大枠なのでこれに固執しすぎてしまうのも危険です。

【8施策】メルマガの登録者を増やす方法を徹底解説

ここまででメルマガ登録率の目標数値の設定方法について書いてきました。目標を設定することができれば次はそれをどのように実現していくかということです。

• メルマガの登録者が増えない
• どのように改善すればいいかわからない
• 打ち手を参考にしたい

などという、メルマガの登録を増やす上での悩みを解決すべく、メルマガ登録を増やす8施策を紹介していきます。

自社サイトやSNSを育てる

自社サイトやSNSを育てることはメルマガ登録者を増やすための基本的な戦略になります。媒体に関わらず、質の高いコンテンツを提供し、メルマガに興味を持ってもらう状況を作らなければなりません。

裏を返せば、訪問者にとって価値のある情報を発信することがメルマガの登録につながるということ。

• HPをSEO対策する
• SNSフォロワーにアプローチ

自社のHPでメルマガを登録させたい場合は、オウンドメディア(ブログ)を検索順位を意識して記事を作成するという方法があります。

SNSでは、有益なコンテンツを発信すること、SNSでのキャンペーンを打つことなどでメルマガ登録を促進することができます。

広告を活用する

メルマガの登録者を増やすために広告を活用することは非常に効果的です。

特に、Google広告やMETA広告などのオンライン広告はターゲットを絞って迅速に多くの人にリーチできるという性質を有しています。

なぜなら、現状のWEB広告では年齢、性別、興味関心といったセグメントごとにターゲットを絞ることができるため、自社のメルマガに興味を持ちそうなユーザーにアプローチできるからです。

SNSやHPと比べ、育てる時間的コストなども勘案すると、広告を活用した方が成果は早く出ると言えるでしょう。

広告でメルマガ登録を増やす場合はオンライン広告の専門的な知識が必要になるため、WEB広告運用の会社などに相談することも一つの手になります。

目を引く登録バナーを作成する

自社保有のメディアにて、目を引くメルマガの登録バナーを作成し掲載する打ち手の一つになります。

バナーのデザインは視覚的にインパクトがあり、訪問者の目を引くものでなければなりません。

鮮やかな色使いや魅力的なキャッチコピーを用いて登録を促進するメッセージを明確に伝えるようにしましょう。

また、バナーの配置場所も重要です。

• サイトの上部
• サイドバー
• ページの終わり

といった訪問者の目に留まりやすい場所に設置することで登録の機会を増やすことができます。

特にファーストビュー内に設置することが望ましいでしょう。

登録リンクを目立つ場所に設置する

メルマガ登録を促進するためには登録リンクを目立つ場所に設置することが重要です。

SNSなら、プロフィール欄や投稿の中など。WEBサイトならグローバルナビや記事の導入文などと、目立つ形で登録リンクを配置し簡単にアクセスできるようにしましょう。

新しいキャンペーンや特典がある場合はその情報を速やかにサイトやSNSに反映させるスピード感もポイントになります。

顧客の登録コストを低くする

メルマガの登録プロセスを簡素化することも登録率を向上させるための重要な施策です。

まずはシンプルな登録フォームを心がけましょう。

思い切って入力させる情報は最小限に絞りこむことで、利用者の離脱率が大幅に低下します。

また、FacebookやGoogleアカウントでの一括登録を導入することも効果的。さらにユーザーは手間をかけずに登録できるようになります。

しかし、何かしらの事情で登録プロセスが複数ステップに分かれてしまう場合もあるはず。そのようなケースでは、登録プロセスの進行状況を視覚的に表示することでユーザーの離脱を防ぐことができます。

この他にA/Bテストを行い、どのプロセスが最も効果的かを分析して最適化を図ることも効果的。はじめに作成した登録プロセスの時点でそれを完璧なものにするのは困難です。

そのため、実際のフィードバックを基により効果的なプロセスを構築していくことが重要になります。

顧客に魅力的な特典を用意する

顧客に対して魅力的な特典を用意することも非常に効果的な施策になります。

▼特典の具体的な例

特典	内容
割引クーポン	特定の商品やサービスに対する割引を提供
限定オファー	登録者限定のセールやキャンペーン
無料サンプル	新商品や人気商品を試すためのサンプルを提供
ポイント還元	登録後の購入にポイントを付与
メルマガ限定コンテンツ	登録者しか見れない限定コンテンツ
コンテンツの先行配信	新しいコンテンツを他の顧客より早く受け取ることができる
特別イベントの招待	ウェビナーやオフラインイベントの参加権利
オリジナルグッズ	ノベルティーの提供
コンサルティング	無料相談やアドバイスを提供
コミュニティへの参加	オンラインフォーラムやSNSグループへの招待

上記のような特典を用意することで、顧客に登録すること自体に価値を感じてもらうことができます。

また、特典を提供する際には具体的な内容（〇〇％オフ）や条件（⚪︎日間限定）を明確に示すことも重要です。

例えば、「今から3日間限定で登録すると初回購入時に10％オフのクーポンをプレゼント」といった具体的なオファーを提示することで登録のインセンティブを高めることができます。

情報発信が有益であることをアピールする（そもそも質の高い情報発信も重要）

情報発信自体が有益であることをしっかりとアピールすることも不可欠です。

読者はメルマガを通じてどのような価値を得られるのかを理解する必要があり、その期待に応える内容を提供することが重要になります。

▼メルマガ内容をアピール

定期配信する内容と、ランダムで配信する内容を整理し、”私のメルマガ”ではこのような情報を発信していると認識してもらうことが大切になります。

登録解除を容易なものにする

登録解除を容易にすることも登録率を高めるに際して重要となります。

一見、登録解除を容易なものにすることは解除率を高めることに繋がり、よくないものに感じられるかもしれません。

しかし、そもそも解除したいのにその手続が面倒だからしないままでいるといった質の悪いリストは好ましいものではないです。

それよりも登録することに対する顧客の不安を軽減することで登録率を向上させることの方がメリットがあります。

登録解除が簡単であれば、顧客はいつでもやめられるという安心感を持ち、登録へのハードルが下がるのです。

具体的には、メルマガのフッターに「配信停止はこちら」といった明確なリンクを設けることで登録解除の手続きを簡単に行えるようにしておきましょう。

また、解除理由を尋ねる簡単なアンケートを用意することで顧客のニーズや不満を把握することも可能です。

こうすることであまり質の良くないリストを対価に新たな質の良いリストを獲得するヒントを得ることができます。

メルマガの登録者を増やすメリット

ここまででメルマガの登録者を増やす方法を具体的に解説してきました。

どのようにすれば登録者を増やすことができるのかの指針はある程度見えてきたかと思います。

そして、ここからは肝心の登録者を増やすメリットについて書いていきます。

顧客とのコミュニケーションの機会を増やせる

メルマガは顧客とのコミュニケーションを強化するための非常に効果的なツール。

メルマガを通じて顧客に有益な情報を提供することで顧客の関心を引きつけることに加え、顧客からのフィードバックを得るための貴重な手段にもなります。

顧客に対してアンケートや意見募集を行うことで彼らのニーズや期待を把握し、サービスや製品の改善に役立てることが可能です。

このようなフィードバックが反映されることによって顧客は自分の意見が尊重されていると感じ、企業との関係がより強固なものになります。

直接訴求できるため成約率が高まる

メルマガは顧客に対して直接訴求でき、成約率を高められるというのが強みになります。

ターゲットを絞ったメルマガ配信により、特定の顧客層に対して適切なタイミングで情報を届けることができ、これが購買行動を促進する要因となるのです。

顧客の購入履歴や興味に基づいたメールを配信することでパーソナライズな訴求ができるようになり、購買意欲を高めることができるようになります。

また、メルマガでは特別なオファーや割引を提供することでも顧客を引き付けることができます。

「今週末限定の10%オフクーポン」や「新規登録特典」といった明確なインセンティブを提示することで即時のアクションを促すことができるのです。

さらに、メルマガでは購入後のフォローアップを行うことも可能。購入後に関連商品を提案したり、使用方法や活用方法を紹介することで、顧客の再購入を促進することができます。

長期に関係を持つことで強い信頼関係を構築できる

メルマガを通じて長期的な関係を築くことは企業にとって非常に重要です。

信頼関係を構築することで顧客は企業に対して忠誠心を持ち、リピート購入の可能性も高まります。メルマガはこの信頼関係を育むための強力な手段と言えるでしょう。

メルマガでは企業が顧客と高頻度で接触を行うことができるので必然的に関係構築が行われていきます。

さらに顧客ロイヤルティを高めるために以下のような工夫をすることができます。

• 顧客の誕生日に特別な割引を提供する
• 長期の顧客に対して感謝のメッセージを送る

これが送られてくると顧客は自分が大切にされていると感じることができます。こうした小さな配慮の積み重なりが長期的な信頼関係の構築につながっていきます。

まとめ

最後に、今回の記事の内容をまとめます。

今回の記事ではメルマガの登録者を増やす方法について詳しく解説してきました。

様々な施策を紹介したのでまだ取り入れていなかったものもあることかと思います。

そういったものについてはぜひ実際に取り入れてみてください。

きっとそれが登録者を増やすことの一助になってくれると思います。