【怪しい?】ネットビジネスはやめた方が良いと言われる理由と見極め方

- ネットビジネスとは?やめといた方が良い?
- 怪しいネットビジネスの見分け方は?
- ネットビジネスで失敗しないための対策はある?
ネットビジネスってなんだか怪しい…。
そんな声をあなたも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
ネットを使った副業や起業には魅力がありますが、同時に数々のリスクも潜んでいます。
本記事ではネットビジネスがなぜ「やめとけ」と言われるのか、危険性と見極め方について、わかりやすく解説していきます。
これを読めばネットビジネスの全貌が見えてくることでしょう。
ネットビジネスがやめとけと言われる理由

「ネットビジネスはやめておけ」と言われるのには、実際にトラブルを経験した人の声や、ネット上の情報が錯綜していることが背景にあります。
最近ではネットで稼ぐことも珍しくなくなってきましたが、それでも「怪しい」「危なそう」と感じる人は少なくありません。
そこで本記事では、ネットビジネスに対する不安の正体を、4つの視点から解説していきます。
ネットワークビジネス(MLM)との混同
実はネットビジネスには以下の2つの種類があります。
- インターネットビジネス
- ネットワークビジネス(MLM)
この2つを混同している人が多く、両者は似ているようで内容は異なります。
インターネットビジネスはその他の通り、インターネットを活用して商品やサービスを提供するビジネスモデルの総称です。
- ECサイト運営
- SNS運用
- アフィリエイト
- デジタルコンテンツ販売
上記以外にも多岐に渡ります。
一方ネットワークビジネスは、マルチレベルマーケティング(MLM)と呼ばれ、商品の販売だけでなく、人を勧誘して報酬を得る仕組みが特徴です。
紹介すればするほど儲かるモデルなので、ビジネスというより組織づくりに重点が置かれがちです。
結果として、商品の質や本当の価値とは関係なく稼げてしまうため、これが社会的に問題とされている要因となっています。
また、MLMには法律的なグレーゾーンも多く、「ねずみ講」との違いが曖昧なケースや、初期費用が高額な商材を買わされるといった問題があります。
MLM自体は違法とされていませんが、よく混同される「ねずみ講」は違法ですので注意が必要です。
詐欺に遭うリスク
インターネット上でコミュニーケーションおよび購入が完結するため、詐欺にあるリスクもあります。
一部の悪質な業者により、高額な初期費用を要求されたり、実態のない商品やサービスを提供されるケースが少なからずあります。
このような被害に遭わないためには、購入や申し込みの前にしっかりと情報を調べ、慎重に判断することが大切です。
「誰でも簡単に稼げる」などと甘い言葉に惑わされないように冷静に判断することが求められます。

最初から簡単に稼げる方法などありませんので、肝に銘じておきましょう。
法律トラブルの可能性
ネットビジネスでは意図せず法律に抵触してしまうケースも少なくありません。
特に初心者や個人事業主で多いのが、表示義務や契約関連の法的知識を知らずに運営してしまうことによるトラブルです。
- 著作権法違反
- 個人情報保護法違反
- 特定商取引法
- 景品表示法
- 税法関連
例えば、誇大広告にあたる表現をしてしまうと景品表示法になりますし、他人の画像や文章を無断転載すれば著作権や商標権にあたります。
法律に違反した場合、知らなかったでは済まされず、数十万単位の罰金や訴訟に発展するリスクも。
安全にネットビジネスを行うためには、最低限の法律知識を身につけるとともに、専門家に確認を取る姿勢が必要です。
ノウハウコレクター化
ネットビジネス初心者の多くが陥る落とし穴が、ノウハウコレクター化です。
これは、情報収集ばかりに時間とお金を費やし、実際の行動移せない状態を指します。
「この教材はわかりやすそう」「あの人のセミナーも良さそう」と、つい次から次へと手を出してしまう。しかしいくら良いノウハウを持っていても、実際にやってみなければ成果は得られません。



知識を得ることではなく、実際に行動して「知識を活用する」ことでしか進むことはできませんからね。



学びながら即実践することが大切ですね…!
特に厄介なのは、ノウハウ収集だけで「努力している気分」になってしまう点です。
動画講座を見たり、マニュアルを読んだだけで「今日は頑張った」と満足してしまい、実際には何も前に進んでいない…。そんな状態に陥る人は少なくありません。
「これを買えば自分も変われるはず…!」と考える心理によって、このリスクを見落としてしまいがちです。
その結果「時間もお金も失った」となり、周囲に「やっぱりネットビジネスなんてやめとけ」と言い出す側になってしまうのです。
怪しいネットビジネスの見分け方5選


ネットビジネスの世界では、利益を得る仕組みが見えにくい分、不正や詐欺の温床になりがちです
もちろん信頼できるものも多いですが、悪質な業者も少なからず存在するため、危ない業者に近づかないためにも判断軸を持っていることが大切です。
「このビジネス、なんだか怪しいかも…」と感じたとき、確認して欲しい項目を5つお伝えします。



自分自身でリスクを見極める力をつけましょう。
- 法人登記されているかを確認する
- 特定商取引法に問題がない
- 「楽して稼げる」を強調している
- 実名・顔出し・実績がない
- 紹介報酬が目的になっている
法人登記されているかを確認する
実体のある企業であれば、法人番号や所在地、代表者情報を調べることができます。
逆に、個人名やペンネームしか出てこない場合は要注意です。
事業としての責任を負う姿勢が見えないケースが多く、何かあっても連絡が取れないリスクがあります。



怪しいネットビジネスをしている事業者は、個人を特定されないように法人登記をしていないことがあるので確認しておきましょう。
特定商取引法に問題がない
ネットビジネスをしている事業者の中には、特商法の記載に問題があるケースが多々あります。
販売者の情報、キャンセルポリシー、支払い条件などが適切に記載されているかは非常に重要です。
これに不備があったり、そもそも記載されていない場合は、法的リスクのあるビジネスである可能性が高いです。
「楽して稼げる」を強調している
「楽して稼げる」を強調している広告には注意しましょう。
どんなビジネスであっても、学び・実践し・失敗から学んで改善する――という地道なプロセスが欠かせません。
もちろん、誰しもラクに稼ぎたいという気持ちはありますが、ネットビジネスで成果を出すためにも、努力は必要不可欠です。
最終的には仕組みを作って自動化し、手間をかけずに収益を上げることも可能ですが、それはあくまで努力を積み重ねた先の話です。
特に始めのうちは、真剣に取り組む姿勢が成功のカギになります。
実名・顔出し・実績がない
運営者や販売者が「匿名」「顔出しなし」「実績も非公開」といった場合、その情報の信憑性を確かめる手段がありません。
中には、そういった情報を意図的に隠し、詐欺まがいのビジネスを行っているケースも存在します。
一方で、誠実に活動している人ほど、自分のプロフィールやSNSでの発信、これまでの実績・事例などを積極的に公開しています。
ブログやSNSにて、その人の発信内容を普段からよくチェックするようにしましょう。
過去の実績や第三者の声が確認できない場合は、注意が必要です。



「この人の発信なら信じられる」と思えるかどうかって、大事ですよね。
紹介報酬が目的になっている
商品やサービスの内容よりも、「紹介すれば報酬がもらえる」という点ばかりが強調されているビジネスには注意が必要です。
「ネットビジネスがやめとけと言われる理由」の項目でもお伝えしたとおり、こうした仕組みは、ネットワークビジネスやネズミ講と非常に似た構造を持っています。
場合によっては、違法または限りなくグレーなビジネスに該当することもあります。



本質的に価値のある商材であれば、紹介報酬が主軸になることはありませんからね。
ネットビジネスで失敗しないための心構え


ここからは、怪しいビジネスや案件に巻き込まれないために持つべき心構えを3つご紹介します。
自己防衛のためにもぜひ押さえておきましょう。
長期的な視点を持つ
怪しいネットビジネスに引っかかってしまう人の多くは、「すぐに稼ぎたい」「今の生活を変えたい」という焦りを抱えています。
そうした心理状態ゆえに即日で〇〇万円!といった現実離れした案件に乗ってしまいます。
そこでまず意識すべきなのが、長期的な視点を持つこと。たとえば、ブログやYouTubeのようなコンテンツビジネスは、収益が出るまでに数ヶ月〜半年以上かかることも普通です。
「結果が出るまで半年〜1年かかって当然」という認識があれば、焦って高額商材や怪しい案件に飛びつく可能性はぐっと下がるでしょう。
また、「すぐ稼げる」とされるビジネスほど、実は持続性がなく、再現性も低いケースがほとんどです。逆に、しっかりと土台を作りながら少しずつ積み上げるビジネスこそが、安定した成果に結びつきます。



焦らずコツコツ、が一番確実ですね。
自動化するまでは楽して稼ぐことはできない
「自動化」という言葉に惹かれてネットビジネスを始める方も多いですが、そこに至るまでには多くの準備が必要です。
たとえば、ブログやSNSで集客して商品を販売する仕組みを作るには、商品設計、セールス導線、LP(ランディングページ)など、やることは多岐に渡ります。
これらをコツコツと積み上げて初めて、自動的に収益が発生する仕組みを構築できます。
この構築フェーズを省略して、「楽して稼げる状態」だけを目指してしまうと、結果的に何も積み上がらず、途中で挫折してしまいます。



この土台作りさえクリアできれば、後の運用が格段に楽になり、文字通り仕組みによって稼げる状態を作ることができます。
経験を積んでリテラシーを高めるべし
怪しいネットビジネスに引っかからないためには、自分自身の「情報リテラシー」を鍛えることが最も効果的です。
そのためには、まず小さな範囲でもいいので、実際に手を動かして「本物のビジネスとはどういうものか」を体感することが重要です。
たとえば、ブログでアフィリエイトに取り組んでみたり、クラウドワークスでライティングを受注してみたりと、リアルな市場でのやり取りを経験することで、怪しい商材に共通する「違和感」が自然とわかるようになってきます。
また、経験を積むことで、「これは本当に必要な知識か?」「これは再現性があるか?」という判断基準も明確になります。
知識がない状態では、甘い言葉や専門用語に飲まれてしまいやすいですが、実践を通じて判断力を育てれば、怪しい広告やオファーに対しても冷静に判断することができるようになるでしょう。



実践を積むことで、稼ぐためのテクニックを学ぶことだけでなく、騙されないための嗅覚も養うことができます。
まとめ
- MLMやネズミ講との勘違い
- 中には詐欺や法律的にアウトなものも
- 周辺情報や第三者の声に注目する
「ネットビジネス」とは、インターネットを活用して商品やサービスを提供・販売するビジネス全般を指します。
大きな可能性を秘めたネットビジネスですが、その反面、一定のリスクも存在しています。
「やめとけ」と言われがちな背景には、マルチとの混同や悪質な業者による詐欺まがいのビジネスにが影響しています。ただし誠実にビジネスを行っていればもちろん問題になることはありません。
とはいえ、怪しいネットビジネスに巻き込まれないためには、正しい情報を見極める力と冷静な判断が欠かせません。



本記事を参考にしながら、怪しいビジネスや案件をきちんと見極めて、自分に合った方法で一歩づつ進んでいきましょう。