稼げるのはどれ？noteで売れるジャンル10選と選び方の秘訣

• 稼げるジャンルは？
• 逆に避けるべきジャンルは？
• ジャンル選びのコツはある？

noteは、誰でも手軽に記事やコンテンツを有料で販売できるプラットフォームですが、「何を書けば売れるの？」「自分に向いているジャンルってどれ？」という方は多いことでしょう。

ちゃんと収益化を目指すなら、「売れるジャンル」を見極める必要があります。というのも、「自分が書きたいこと」と「読者から求められること」は、必ずしも一致するとは限らないからです。

この記事では、noteで売れやすいジャンル10選と、避けるべきジャンル、選び方のコツを丁寧に解説します。

【note販売】売れるジャンル事例10選

noteで収益化を目指すなら、「読者の悩みを解決できるジャンル」を選ぶことが基本です。

ここでは実際に販売実績の多い、売れ筋ジャンルを10個ご紹介します。

それぞれのジャンルが売れやすい理由を見ていきましょう。

①稼ぐ系・マーケティング

稼ぐ方法に関する情報は、常に高い需要があります。

その背景には、副業やフリーランスといった働き方が広がり、「会社に頼らず、自分でも収入源を持ちたい」と考える人が増えていることが挙げられます。

副業・ブログ・SNS運用・Webライティング・物販など、読者が「自分にもできそう」「収入を増やせそう」と感じる実用的なノウハウは特に売れやすいです。

中でも、具体的な実績や再現性のあるステップが含まれていると、信頼度が上がり、購入率も高くなります。

②AI系

ChatGPTや画像生成AIなどを活用した仕事術・学習法・副業ノウハウは、この1〜2年で急速に注目を集めています。

一方で、「AIの進化についていけない」「どう活用すればいいのか分からない」と悩んでいる人も少なくありません。

そんな中、自分で最新情報をキャッチしながら、初心者にも分かりやすく解説したり、実際の活用事例を紹介したりできれば、あなたの発信は多くの人に求められるでしょう。

特に「AI × マーケティング」「AI × 資料作成」など、具体的な活用法を紹介したnoteが伸びています。

そのほかにも、画像生成やディープフェイク技術に関するコンテンツも人気があり、実際に多くの販売実績が出ています。

③教育系

資格取得、英語学習、プログラミングなど、自己成長を支援するコンテンツは根強い人気を誇ります。

特に「独学で合格した勉強法」「◯ヶ月でTOEICが200点アップした話」といった再現性のあるストーリーが売れます。

④恋愛・人間関係

noteでは、匿名性を活かして本音を書けるプラットフォームです。

恋愛の悩み、失恋、復縁、職場での人間関係のストレスなど、センシティブな話題だからこそ、読者の共感と関心を得やすい特徴があります。

恋愛に強い思い入れがある方や、過去のコンプレックス・体験談を抱えている方にとっては、おすすめのジャンルです。

具体的には、婚活やモテ術、夫婦仲改善、メンタルトレーニングなどのテーマがこれに当てはまるでしょう。

⑤健康・フィットネス

現代では、これまで以上に人々の健康意識が高まっています。

健康に関する専門知識や実体験、あるいは自分なりの健康法を持っている方にとっては、非常におすすめのジャンルです。

筋トレ・ダイエット・食事管理といった分野は、継続や習慣化に悩む人が多く、ニーズも高いため売れやすい傾向があります。

また、ビフォーアフターの変化や、失敗を乗り越えて成功に至るまでのプロセスなど、体験をもとにした発信は特に信頼を得やすくなります。

ただし、医療的なアドバイスには注意が必要です。

⑥美容

スキンケア、ヘアケア、美容医療のリアルな体験談やレビューなどが人気です。

体験レビューや比較コンテンツが特に人気で、「30代からのエイジングケア」「メンズ美容」などターゲットを絞ったテーマも売れやすい傾向にあります。

美容に強い関心や情熱を持っている方、また、美に対するコンプレックスに長年悩み、それを乗り越えた経験がある方には、特におすすめのジャンルです。

⑦占い

占いは、読者の未来への不安や人間関係の悩みに直接アプローチできるジャンルです。

また、「自分はどう生きるべきか？」「この恋はうまくいくか？」といった個人的な問いに答えるスタイルは、情報ではなく体験価値として販売できるため、単価も比較的高めに設定できます。

⑧就活・転職

• 履歴書、ESの書き方
• 面接対策
• 業界研究
• 転職体験談

など、就職・転職に役立つ情報も高いニーズがあります

特に実体験ベースの成功例・失敗例は「参考にしたい！」という読者のニーズとマッチしやすく、購入されやすいです。

また、採用担当者の視点や、業界別のノウハウを織り交ぜることで、独自性を出せそうです。

⑨株式投資

投資ジャンルには、情報感度の高いユーザーが多く集まる傾向があるため、上手に発信すれば収益化しやすい分野といえます。

noteでは、初心者向けの投資入門記事が人気です。

特定銘柄の考察や、成功談・失敗談、暴落時のメンタル管理法など、具体的な経験に基づいた内容が好まれます。

過去の実績や損益の公開、ポートフォリオの組み方などでも訴求できるでしょう。

⑩ギャンブル

実はギャンブルも収益性の高いジャンル。

パチンコ、競馬、ポーカーなどの勝率アップ法や、資金管理法など、その人独自のメソッドに需要があります。

特に、実際の記録と勝ち方のロジックをかけ合わせたコンテンツはファンを集めやすく、リピーターもつきやすいのが特徴です。

さらにこのジャンルは、娯楽性と実益性が共存しており、「楽しめる」と「役に立つ」を両方満たすことができます。

読み物として面白く、さらに「お金を稼げるかもしれない」という実用的な価値もあるため、多くの人に支持されやすい内容になります。

noteで“売れるジャンル”に共通する法則とは？

noteで売れるジャンルには、共通点があります。

それは、読者の悩みや欲求に対して、明確で具体的な解決策を提示していることです。

つまり、読むことで問題が解消するという期待値が持てるコンテンツは、価格に対して納得感を与えやすく、購入につながりやすいのです。

その背景には、マーケティングにおける購買心理の原則として有名な「HARMの法則」があります。

これは、人が本質的に抱えている4つの悩みの頭文字を取ったもので、以下のように分類されます。

カテゴリ	ジャンル例	読者の悩み
Health（健康）	ダイエット・美容・ストレス改善	「もっと健康になりたい」「もっと美しくなりたい」
Ambition（自己実現）	副業・起業・スキルアップ	「もっと自由に稼ぎたい」「夢を叶えたい」
Relation（人間関係）	恋愛・結婚	「誰かとうまくいかない」「孤独を解消したい」
Money（お金）	投資・節約・資産形成	「資産を増やしたい」「老後が不安」

この4つは人間の根源的な欲求に基づいた悩みを表しており、noteに限らずどんなメディアでも売れるテーマはこのどれかに分類されることがほとんどです。

この4つのうち、1つ以上に明確に該当するジャンルであれば、売れやすい傾向にあります。

逆に言えば、HARMのいずれにも当てはまらないテーマは、購買理由が見つけにくく、売れにくくなります。

note初心者がハマりがちな“売れないジャンル”とは？

一方でnoteで売れない（読まれない）ジャンルにも、明確な理由があります。

それは、以下のいずれかに該当しているケースです。

1. 競争が激しく、情報の差別化が困難なジャンル
2. 読者の悩みを具体的に解決できないジャンル

このようなテーマを選んでしまうと、どれだけ丁寧に書いても収益化にはつながりにくく、モチベーションも続きません。

競争が激しすぎるジャンル

noteはある程度ニッチで濃い内容の方が刺さるプラットフォームです。

逆に、無料で大量の情報が手に入るようなジャンルでは、有料販売のハードルが非常に高くなります。

「料理ブログ」は飽和状態です。クックパッド、YouTube、インスタグラムなど、無料で視覚的にわかりやすい情報が山ほど存在します。

そのため、レシピ記事をnoteで販売しても「無料でいいじゃん」と判断されやすく、購買にはつながりにくいのが現実です。

また、時事ネタの解説や意見系コラムも大手メディアや専門家が強く、影響力を持っていない初心者が勝つのは難しいでしょう。

読者の悩みを解決できないジャンル

「読んだところで、自分にどう役立つの？」という疑問を持たれてしまうジャンルは、どれだけ文章力が高くても購入されづらいです。

とくに以下の2つは、初心者が陥りがちな失敗例といえます。

• 日記のような体験談
• ただの趣味ブログ

「今日はこんなことがあって、楽しかった」「こんな気持ちになりました」だけでは、読者にとって得られるものがなく、ただの自己満足で終わってしまう可能性があります。

また、旅行記、映画の感想、日常の雑談など、いわゆる趣味ブログでよく扱われる内容は、「無料で読めば十分」と思われやすいテーマです。

「人気ジャンル＝稼げるジャンル」とは限らない

たとえば、美容や料理は検索数こそ多いものの、「無料で十分」「同じような情報ばかり」と感じられやすく、購入につながりにくいこともあります。

【決め方のコツ】note販売のジャンル選定

noteで収益を上げるためには、好きなことを書くだけでは不十分です。

重要なのは、「読者が本当に知りたいこと」と「自分が語れること」が合致する部分を見つけること。

ここでは、初心者でも失敗しにくいジャンル選定のコツを3つに分けて解説します。

自分の体験・知識を棚卸しする

noteでは「一次情報＝自分だけの経験や失敗談」に価値があります。

専門的な資格がなくても、以下のような経験は強力な武器になります。

• ブラック企業を辞めて転職した話
• TOEICを3ヶ月で200点上げた方法
• SNSでフォロワーを1万人増やした施策
• HSPとしてどう職場と向き合っているか

狙うターゲットを明確にする

誰に向けて書いているかが曖昧だと、読者の心には届きません。

noteでは、以下のようにターゲットを絞ることが売上アップの鍵になります。

• 30代女性の転職初心者向け
• 地方在住のフリーランス志望者
• 発達障害を持つ子どもを育てる母親

ターゲットが明確になると、発信のトーンや情報量、切り口も自ずと定まり、読者との信頼関係も構築しやすくなります。

先に無料記事やSNSで反応をテストする

いきなり有料記事を書くのではなく、関連テーマで無料記事やSNS投稿をしてみるのも有効です。

いいねやコメント、シェアが多ければ、そのテーマにはニーズがあります。逆に無反応なら、切り口を変えるか、他のテーマを探るべきかもしれません。

特にnoteでは、「無料記事→もっと知りたい方はこちら」の流れが売れやすく、反応を見ながら自然に販売導線を作ることが可能です。

まとめ

最後に売れるジャンルの共通点をまとめます。

• 具体的な悩みに向けた内容
• 実体験ベースで共感を呼びやすい
• 再現性や具体的な行動が示されている

今回紹介した売れ筋ジャンル10選は、いずれも読者の強い悩みや欲求に直結しており、有料でも読みたいと思わせる価値があります。

一方で、情報過多のジャンルや読者にとってメリットの薄いテーマでは、どれだけ時間をかけて執筆しても収益化は難しくなります。

読者の立場で悩みに寄り添い、自分の経験で答えることが最も重要です。そのためにHARMの法則も活用しながら、自分にしか書けない切り口を見つけていきましょう。