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会社で陰口を叩かれている?アドラー心理学からみる「組織内人間関係の考え方」

会社だけに限った話ではないと思いますが、「陰口を叩かれているのではないか」と心配になったことはありませんか?そう思ったとき、決して気持ちの良いものではありませんね。今回は、「組織のなかでの人間関係の在り方」について考えていきたいと思います。

アドラー心理学からみる「人間関係の悩み」

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人間の抱えている悩みは、全て人間関係から派生している

と説く心理学。これを説いたのは、既に累計100万部を突破している「嫌われる勇気」の著書アルフレッド・アドラーです。“全て”と言い切るあたり、興味深いなあと思います。

今回はアドラー心理学を説くつもりはないのですが、少し哲学的なお話と、現実的なお話も絡めてお話していきたいと思います。

誰もが一度は

  • 上司に嫌われているんじゃないか?
  • 同期にうざがられていないか?
  • 部下に陰口叩かれていないか?

と心配になったり、不安になったりしたことってあると思います。思うに、陰口はわからないですが、俗にいう「悪口」や「愚痴」を言われたことがない人なんていないと思うんですね。

自分にとってはすごく良い人で、人間性が素晴らしいと思う人でも誰かにとってその人は厄介者かもしれないし、邪魔者かもしれない。案外そんなものです。人はそれぞれみんな主観で生きてますから。

とまあ、頭では分かっていても「誰かに嫌われてないかな?」と考えるのもまた、自然の摂理だと思います。

私たちはみんな生まれながらにしてコミュニティに属しながら生きています。周囲の人々と上手くつきあっていこうと思うのは、ごくごく普通のことですよね。

気にしても仕方がないことがある。

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あくまで持論ですが、毎日を心豊かに生きていくためには

気にするべきこと
気にしなくて良いこと

このふたつを区別する必要があると思っています。私自身は、自分が気にするべきでないことは遮断して“今やるべきことだけ”に集中するように心がけています。

例えばですが、上記のような「誰かに嫌われてるんじゃないかな?」という心配が心のどこかにあったとしても、それって本当は、あなた自身の問題ではなかったりします。

あなたを嫌っているひとが実際にいたとしても、“嫌っている”のは当の本人(他人)であって、あなた自身ではないわけです。これって、相手の問題ですよね。

一生懸命ご機嫌をとったら、もしかしたら好きになってくれるかもしれないですが、逆に言えば、どんなにこちらが一生懸命になっても、尽くしても、永遠に好きにはなってくれないかもしれない。

結局のところ、他人は自分ではないので、コントロールできるわけではありません。ここを取り違えると無駄にストレスの多い人間関係を構築してしまうことになります。自分が変えられるのは、自分だけなのです。他人を変えることはできない。だからコントロールしようとしない。

少々ドライな考え方かもしれないですが、これってすごく大事なことだと思います。

そしてさらに言うと、自分がコントロールできないことには必要以上に時間と労力を注がないほうが良いです。変えられないものを嘆くよりも、自分が今やるべきこと・できること・コントロールできることだけに集中する。

そのほうが、ずっと有意義な時間を過ごすことができます。

ノイズ撃退でレベルアップ。

私は、幼い頃からチームスポーツをやっていたせいか、他人の顔色や、人間関係に非常に敏感でした。

学生の頃はそれでもよかったのですが、社会人になって仕事をするようになると会社内の人間関係のゴタゴタをひしひしと肌で感じてしまってものすごくストレスを抱えるようになってしまいました。

なにか自分が被害に遭っているわけでもないのに、やたらと疲れる。ストレスを抱える。これこそまさに、必要のない労力だなっと思います。

でも、同期と飲み会などで話していると、結局みんな同じなんだということに気がつきました。つまりどういうことかというと、ひとの出てくる愚痴や悩みは

  • 先輩やり方が…
  • 部長がこの前の会議で…
  • 部下のことなんだけどさ〜

てなわけで、「だいたいみんな、他人のことに頭を悩ませているものなのだ」と思いました。案外、自分のことで悩んでいるひとなんていないものなのだということも。

かくいう私も当時、部署の人間には不満を溜めていましたが、結局、他人の考え方や人間性を変えることなどできないので、「この人たちと正面から戦わなくて良い世界にいこう」と思うようになりました。

他人は変わらないから、
自分が変わるしかない。

っていう感じですね、まさに。

そして、会社員でなくなって、好きな人とだけ仕事をするようになってからは、「あ、人間ってこんなにストレスフリーに生きていけるもんなんだ」って本気で思いました。

以前のように、自分ではどうしようもないことに悩まされ、考えさせられる時間がなくなったことで、好きな人とだけ付き合えるようになった。なによりも、理不尽なことを言ったりやったりする組織のしがらみから解放されて、心から笑えるようになりました。

会社員時代にはできなかった、ゆっくり読書をしたり、映画を観たり、英語の勉強や、資格の勉強、スポーツ観戦。当時は時間も体力もやる気もありませんでしたが、今は、そのどれもがある。だから、心が豊かになってゆく。

会社員が皆さんそうだとはいいませんが、多くの方は、本当だったら悩む必要もない「人間関係のもつれ」に頭を抱えていることが多いと思います。でも、考えても仕方のないことは忘れてしまって、自分が今やるべきことだけに集中しましょう。

組織の人間関係に悩んだときの考え方。

ではでは、今回の記事の内容をまとめて、「組織の人間関係に悩んだときの考え方」を提示してみます。

人間関係の悩みは、あなた自身の問題であることもありますが、基本的には相手との関係性のなかで起こることなので、「悩んでも仕方ない」ことが多いです。

だから、悩む必要がないと思う(これ以上できることがない)場合は、悩むのをやめて、コントロールできないものではなくコントロールできることに集中して、有意義な時間を過ごす意識をもってみましょう。

でも、悩む必要があるなと判断した場合には、その悩みを解決した先に「理想の未来があるか?」を今一度考えてみましょう。ここまでは自分の問題で、ここから先は他人の問題。という線引きができるようになると、すこしラクになるかもしれないですね。

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